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HTTP Request Headerが正しく(?)送信されなかった問題

先頭の方は当初の記事で、訂正は後半に書きました。

そもそもリクエストヘッダーは大文字小文字を気にしないと、RFC 2616に書いてありますので、ロジック側で両方取れるように工夫すべきでした。

正しく送信されないのは小文字になってしまうから (訂正前)

X-My-Apps-Tokenx-my-apps-tokenになり、
API Gatewayのカスタムオーソライザー設定でのチェックは通過するが、
Lambdaのカスタムオーソライザーで下記のようなコードでトークンを取得しようとした際にうまく取得できません。

const myAppsToken = event.headers['X-My-Apps-Token'];

なお、API Gatewayのカスタムオーソライザーの設定では、
Lambda イベントペイロードにリクエストを設定していました。

アプリ版のPostmanを使用すると…

環境にもよると思います。

Windows + Chrome Postman : NG
Mac + Chrome Postman : ?
Windows + Postman Apps : OK
Mac + Postman Apps : OK

Chrome AppsのPostmanは既に非推奨なので、アップデートしましょう。 

Postmanだけでなくクライアントの仕様に依存

WindowsのGit Bashcurlしても同じ問題が発生しました。
あとで確認したら、Macのターミナルでも小文字で送信されてきました。。

デバッグ大事

Lambdaの先頭でconsole.log(event);してCloudWatchを見ましょう。

■ ここからが訂正版です ■

そもそも今回の原因が、API GatewayのカスタムオーソライザーからLambdaを呼び出す流れだったのですが、Lambdaの中で、

const myAppsToken = event.headers['X-My-Apps-Token'];

と書いていて取れないのが原因でした。大文字小文字を気にしないので

const myAppsToken = event.headers['x-my-apps-token'];

でも取れるべきです。
ここの記述をどうするのかベストなのかは、色々ありそうですが、
設計で小文字に寄せておけば丸められても問題なさそうです。

そもそも、カスタムオーソライザーの設定で、Lambdaイベントペイロードを、
トークンではなくリクエスで設定していたため、このような実装をしなければなりませんでしたが、トークン以外に拾うものがないため設定を戻しました。

リクエストではなくトークで設定した場合のLambdaの実装は

const token = event.authorizationToken;

となります。

当初はRequest Bodyの内容まで取ってトークンとbodyの内容の整合まで検証することを期待していたのでこういう設定にしていましたが、結局Request Bodyは取れないことが判ったので、むしろLambdaイベントペイロードにリクエストを設定するケースって何だろう…とも思います。

参考

stackoverflow.com