メンチカツには醤油でしょ!!

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Twilioを使ってAPIから電話をかけてみた #devsumi 番外編

経緯

APIから電話が発着信ができる時代です。前々からなんとなく知ってはいたのですが、デブサミにブース出展されていたこともあり、ちょっと書いてみました。

一般の携帯電話契約にありがちな事務手数料・プランの2年縛りなどがなく、
1つの050番号が月々108円で、番号を取得していない間はこの料金はかからず、
携帯電話宛なら1分16.2円という所が今回ちょっと試してみようかと思った経緯です。

twilio.kddi-web.com

登録

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パスワードは14文字〜です。
用途などまだ決まってない方にも、I'm just exploring / I don't have a project in my mind yet / Not a production App あたりの選択肢があるので大丈夫です。

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ここで自分の電話番号を認証させます。
※ ここで入力する番号から発信したりするのではなく、単に本人確認のためです。
電話番号は国番号(日本は+81)から始まるので、080-****-****であれば+8180********となります。

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SMSに送られてきた4桁の認証用の数値を入力します。

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認証が完了するとProject名の入力を求められます。

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これで登録が完了した感がありますね。
APIを呼び出す時はここで表示されているアカウントSIDAUTH TOKENを使います。

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サイドメニューの下部のハンバーガー (○の中に…が書いてあるアイコン)を押すと、サイドメニューに表示する機能が選べます。ピン留めもできますね。

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サイドメニューの#の所が電話番号の一覧です。
ここで、"最初のTwilio電話番号を取得"ボタンをクリック。

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すると、電話番号がサジェストされますが、だいたい気に入らない場合が多いと思います。横にある"別の番号を検索する"リンクをクリックします。
表示は国番号からの表示なので、+8150********は、050-****-****と読み替えます。

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取得可能な電話番号が検索できます。個人的にこの機能気に入ってます!
国はJapanを選択。
ちなみに、JapanからはVoice(音声電話)とFaxの発信が選択できます。
テキストボックスの"番号"に希望の番号を入力して、
セレクトボックスから、
・Anywhere in number : 指定の番号をどこかに含む
・First part of number : 指定の番号から始まる
・Last part of number : 指定の番号で終わる
を選択します。
SMSを利用する場合は海外の番号を取得します。
(SMSの場合の料金は国際電話の料金になります。今後のアップデートに期待)

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はい、検索されました。"この番号を選択"ボタンをクリック。

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これで、番号が取得できました!

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一覧にも表示されています。
さらに追加する場合は、一覧上部の赤丸+アイコンをクリックです。
(これちょっとわかりにくい…)

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実装

・電話番号
・アカウントSID
・AUTH TOKEN
が揃ったところで、電話をかけてみましょう。

下記に実装例を書いてみました。
当然、上記の3つの情報は環境変数設定です。

github.com

ビルドしてAWS LambdaにデプロイすればcallToに指定した電話番号に電話がかけられます!

デブサミ中に何度もブースに足を運んでQAしてわかったこと

実装上の質問などなど、その場で聞けるのは良いですね。今回デブサミをこのように使ったのは初めてだったのですが、調べながらやるより全然効率が違いますね!

・任意の電話番号に発信するには、Trial account(いわゆる無料枠)から正規アカウントにアップグレードすればよい(Trial状態では、検証済電話番号にしかかけられない)
・Trail accountで使える範囲はだいたい5コールぐらい?
・発信時に相手に繋がった後の挙動や、他の電話からの着信で受けた時の挙動は、TwiMLというxmlを書かなければいけない
https://jp.twilio.com/docs/api/twiml
・TwiML (xml) は基本どこかにアップロードしておかなければならない
・日本の電話番号からだとSMSの発信ができないため、海外の番号を取る必要があり、この場合に通話料金がかさみがち

#devsumi 2018参加レポ (Developers Summit 2018) 初日 (2/15)

行かない年はナイ。

通い始めて5年目、今回は仕事として新人にも推薦して投入してみました。レポが楽しみ。

デブサミ2018テーマ「変わるもの×変わらないもの」
今回公式はネット上での動きは早くもうまとめサイトが上がってます。

codezine.jp

カイゼン・ジャーニー 〜たった一人からはじめて、「越境」するチームをつくるまで〜
市谷 聡啓 [ギルドワークス] / 新井 剛 [ヴァル研究所・エナジャイル]

新井さん

管理職になると、残業の定義が変わる。
副業をすると、労働の定義が変わる。
起業をすると、時間の定義が変わる。

ヒンズー教の教えのよう。

市谷さん

世界は、ただあなたが戻ってくるのを待ってる。

良すぎる。

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当日買ったのではないことだけどは言っておきたいw

Microsoft AIプラットフォームによるインテリジェントアプリケーションの構築
佐藤 直生 [日本マイクロソフト]

Azureサービスの紹介で、基本的な所から本格的な所まで。

本業的に、
これまでは、事象発生⇒手入力⇒入力画面⇒データ
といった流れであったが、自動的に登録されている状態になる。
というアプローチと同じことが言えそうだなーと。

サービス・メッシュ Istio を利用した Kubernetes でのマイクロサービス開発
寺田 佳央 [日本マイクロソフト]

IstioというOSSの紹介。
k8sでmicroservicesを管理していると起こりがちな、サービス間の認証やモニタリング・ロードバランシングを便利にする

・サービス間の依存関係の明確化
・ログ可視化
・Feature Flags
・Canary release
・リクエスタイムアウト
・サーキットブレーカー
あたりが主。

寺田さんといえばデモですよね。

Slack⇒Bot Framework⇒IstioでPodの管理
加えて、
VUI⇒Payara⇒Azure Translator⇒LUIS⇒Istio
といった感じで、ここで「おおーっ!」と。

先のセッションでも紹介あったように、AzureのCognitive Servicesはやはり優秀です。

www.slideshare.net

事例2本立て!Redmineユーザ達が語る現場定着化への取組みと導入アンチパターン
大野 憲一 [ワコム]/小林 稔央 [富士ゼロックスアドバンストテクノロジー]/川端 光義 [アジャイルウェア]

冒頭は、Redmineを使わないと業務が回らない(作業一覧が見れない)、チケットのステータスフローのルール化、No ticket No taskなど既に行っているプラクティスの話が殆ど。

小林さんのセッションが良かった。

進捗率を使わない。子チケットに細分化して未着か終了を明確にする。
チケットの最大期間は3日(⇒スクラム的)

流石Redmineエヴァンジェリストだけあってよく纏まっている資料の紹介もありました。

www.slideshare.net

www.slideshare.net

www.slideshare.net

そしてこれ。

タウンワークをドライブさせるためになんちゃってアジャイルをやめた話
高橋 陽太郎 [リクルートジョブズ]

案件の活動細分化と、フロント/バックエンド分業チームに起こる、優先順位とリードタイム改善の話。強い締切意識を撤廃し、価値あるDoneにこだわって、手戻りを可視化したところ、レビューとテストのコストに気づき…

⇒結局のところモブなんじゃないか(俺考)

「変更のしやすさはリードタイムに直結する。」

⇒まぁ、、そりゃそうだよね。

音声UIはアプリ開発の何を変えるのか? スマートスピーカーアプリ開発者大集合!
【モデレーター】西田 寛輔 [ロボットスタート]/市川 純 [リクルートマーケティングパートナーズ]/砂金 信一郎 [LINE]/小川 慧 [ポケモン]/村井 孝至 [面白法人カヤック]

Amazon, Google, LINEの違いについて。
そしてピカチュウトークについて。

www.kayac.com

おうちハック的に「行ってきます」で電源オフ、「ただいま」で電源オン。
運転中のハンズフリーLINEなどなど。

マネタイズはまだ。

設計について、既存のアプリの機能を踏襲しすぎない、であったり。

また、UUや平均セッション時間の非公開スライドがお土産だった。

物事は拙速で

ということでポストです。

Nature RemoのAPIが公開されたので温度・湿度を取得

Nature Remoとは

IRKitをご存知の方はその進化版という説明が早いのですが、これらはスマート家電の一種で、家庭にあるリモコンなどの赤外線を記録することができ、そしてネットワークに繋げることができるというシロモノです。

Nature Remoの特長ですが、
・赤外線リモコンの信号を学習させることができる
・赤外線の指向性を気にしなくて良い (IRKitから進化した点)
Wi-Fiに繋がる (アプリやAPIなど外部から制御可能)
IFTTTが対応している (myThingsは未対応の模様)
APIが公開されている ←new!
などが挙げられます。

リモート操作できる

赤外線の設定を行うと、スマフォから操作できます。

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ボタンの1つ1つを覚えさせることもできます。
エアコン各社は初期状態で豊富に対応しているので、記憶させようとするとリモコンの機種名のようなものがサジェストされ、セットアップはより簡単です。
また、画面に表示される情報も豊富です。

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ウチが寒すぎるというツッコミはナシでm(_ _)m

温度・湿度が見れる

先程のキャプチャにも表示されていましたが、温度・湿度が外から見れるので、たとえば、室温が○○度以下になったらエアコンをオンにしたり、家に近づいたらエアコンを入れたりなどの操作が自動でできたりもします。

APIが公開されました

以前よりAPIに関する記事はQiitaなどには存在したのですが、このたび2018/01/30に正式にAPIが公開されました。

nature.global

ドキュメントはSwaggerで書かれており見やすいです!
ということで、さっそく叩いてみましょう(ここからが本題です)

最初のセットアップ

はじめてのRemo — Nature

公式サイトがとても丁寧なので、それに合わせてセットアップします。
"アカウントの登録" 項で使用したメールアドレスを下記のAPIでも使用します。

API使用準備

https://home.nature.global にアクセスします。

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ログインするにはメールアドレスを入力します。

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ログインするとこんな感じのシンプルなtoken一覧管理画面が出てきます (キャプチャはセットアップ済のもの) 。Generate access tokensで新たにアクセス用のトークンを発行することができます。

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curlからデータを取得する

設定されたトークンを使用して以下のコマンドを実行します。

$ curl -X GET -H 'Authorization: Bearer ****** -H 'Content-Type: application/json' https://api.nature.global/1/appliances

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Postmanから取得する

PostmanとはGUIAPIが叩けるツールです。特にWindows環境の場合などはGit BashCygwinを入れていないとLinux/UNIX系コマンド(今回はcURL)が実行できない不便を解消してくれます。

Postman | API Development Environment

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コード

AWS LambdaからNature RemoのAPIを叩いて、Dynamoに格納するコードを書きました。ビルドして環境変数を設定すればそのまま動きます。

github.com

私はこれをCloudWatch Eventsで1分に1回定期実行して、DynamoDBにデータを溜めてます。

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DynamoDBに溜めたデータの可視化についてはまた書きます!