環境
・Struts 2.3.24.1
・Struts Convention Plugin 2.3.24.1
struts.xml での struts.enable.DynamicMethodInvocation は true
前置き
表示言語といっても色々あるのですが、
リソース(ApplicationResources.properties)のStruts2で表示言語の切り替えは
struts.xml にて
<constant name="struts.custom.i18n.resources" value="messages" />
と指定して、
クラスパス上にmessages.propertiesを各言語で配置して、
JSP には
<s:text name="label.user.id" />
としておけば切り替わるのは基本的で、調べればどこにでも出てきますが
ログインユーザーによって言語を切り替えたい場合の実装についてです。
実現させること
・画面表示を動的に切り替えたい (messages_jaやen.properties を配置して対応)
・ログイン時にユーザーによって表示言語を切り替えたい。
(OSなどの環境によって切り替えるのではない。) ←
try1
最初に試したのは、LoginAction.java にて
if (日本語) {
// 日本語セット
} else if (英語) {
// http://stackoverflow.com/questions/18509523/set-locale-via-code-in-struts2
sessionMap.put(I18nInterceptor.DEFAULT_SESSION_ATTRIBUTE, new Locale("en", "US")); // "WW_TRANS_I18N_LOCALE"
// こんなことも試したけど...
sessionMap.put(I18nInterceptor.DEFAULT_PARAMETER, new Locale("en", "US")); // "request_locale"
sessionMap.put(I18nInterceptor.DEFAULT_REQUESTONLY_PARAMETER, new Locale("en", "US")); // "request_only_locale"
// http://stackoverflow.com/questions/11223446/struts2-change-locale
ActionContext.getContext().setLocale(new Locale("en", "US"));
ServletActionContext.getContext().setLocale(new Locale("en","US"));
}
のような対応です。情報ソースは行コメントに記載してあります。
上記2つのどれかで出来るとハッピーですね。
ちなみにJSPでは
<footer> Locale="${locale}" </footer>
を書いて今どのロケールがセットされてるのか表示しておくとデバッグとしてわかりやすいと思います。
・・・ここまでで実現できた方はハッピーですね。
私はできませんでした。
try2
リクエストパラメーターに
http://~~/login.action?request_locale=en_US
なんてやり方もチラホラでしたが、なんだか気に入らないのです。
試してもできなかったし...
try3
色々試しているうちに気づいたことがあって、実は
・messages_ja.properties ←日本語
・messages.properties ←英語
というように配置していたのですが、
enをセットしても日本語で表示されてしまっているということに気づきました。
試しに、
・messages_en.properties ←英語
・messages_ja.properties ←日本語
・messages.properties ←英語(_enと同じものをコピー...)
という構成にしたら表示されました。
日本語のWindowsを使っているからなのかjaの方を読みにいってしまってましたのでしょうか・・・ナットクイカン。
> 日本語だけ定義しておいて、それ以外は全部英語としたい場合に、
> 「Messages.propertiesに、英語のメッセージを設定しておけば、日本以外のロケールの場合は英語になる」
> というような、動作をさせることができない。
OMG...
ResourceBundle.Control control = ResourceBundle.Control.getNoFallbackControl(ResourceBundle.Control.FORMAT_DEFAULT);
ResourceBundle jprb = ResourceBundle.getBundle("Messages", new Locale("ja", "JP"), control);
ResourceBundle enrb = ResourceBundle.getBundle("Messages", new Locale("en", "US"), control);
System.out.println(jprb.getString("key"));
System.out.println(enrb.getString("key"));
とすればいけるようですが、
getText()を呼ばずにこちらを呼ぶことにかなりかなり抵抗があります。
結局どうしたのか
LoginAction.java にて
// http://stackoverflow.com/questions/18509523/set-locale-via-code-in-struts2
sessionMap.put(I18nInterceptor.DEFAULT_SESSION_ATTRIBUTE, userLocale);
そして CustomI18nInterceptor.java にて
ActionContext.getContext().setLocale(userLocale);
として遷移ごとにセットし続けることにより実現させました。
<interceptor name="i18n" class="jp.co.your.package.CustomI18nInterceptor" />
と設定しました。
Interceptorの設定に関しては以前書いた下記を参照ください。